2013/6/2 16:30~17:15 東海大学高輪キャンパス
国際武道大学体育学部 笠原政志先生の
「測定評価からみた野球選手のコンディショニング」というセミナーを受けて来ました。
まずピッチングです。
・除脂肪体重(LBM)と球速は比例する。
身体の中の脂肪を除いた筋肉・骨などの重さが多い程、スピードが速いボールが投げられるという事です。
メジャークラスでLBM39㎏ プロ野球38㎏ 社会人37㎏ 大学35㎏ 高校34㎏というデータがあるそうです。
ある大学生のデータでも
LBM 34.5㎏ 134㎞/h → 1年後 LBM 36.6㎏ 142㎞/h
除脂肪重量(LBM)が1.1㎏増加することで球速が8㎞/hアップしています。
続いてバッティングですが
・除脂肪重量とバットスイングスピードは比例する。
・握力とバットスイングスピードは比例する。
この話を聞いて握力強化を重点的に行うと良いかもと一瞬思いましたが
おそらくスイングスピードが上がると自然と握力が付いてくるのではないかと思います。
ピッチャーが130㎞/hの球を投げるとホームプレートを通過するのに0.5秒かかるそうです。
0.2秒で判断し、0.3秒でバットを振らなければならないそうです。
メジャークラスで0.19~0・28秒でバットスイングをするそうなので
バットスイングスピードを上げると打率が上がる可能性が高まると言えそうです。
エースで4番という選手がたまにいますが、やっぱり筋肉質な方が多いように思います。
筋肉が全てではなく、素早い判断で打率を上げている選手もいると思います。
しかし素早い判断力に筋力が加わればより上を目指せるかもしれません。
明確な目標を持ってトレーニングに励もう!
2013/6/2 15:00~16:15 東海大学高輪キャンパス
名古屋学芸大学 管理栄養学部 准教授 藤木理代先生の
競技パフォーマンス向上における遺伝的素因を栄養の相互作用について
~運動の適正を決める遺伝子とは、体質に合った食べ方とは~
というセミナーを受けて来ました。
なんと言っても 「レプチン」です。
レプチンは脂肪細胞によって作られ、血液を通じて脳へ信号を運び、食欲を制御
交感神経活動を促しエネルギー消費量を増やし、肥満の抑制する働きのあるホルモンです。
レプチンレセプターの働きが弱くなる遺伝子異常があるとレプチンが脳に来ても信号をキャッチ出来ないので
食欲を抑える事・代謝を上げる事が出来ないそうです。
このような遺伝子異常を持っている方にお勧めのダイエットは
・サラダなどを先に食べる。
胃の内容量で満腹感を得られます。
・時間をかけてゆっくり食べる。
視床下部の満腹中枢に血糖値の上昇が伝えられる事で満腹感が得られますが15分程時間がかかるそうなので
早食い禁物です。
・積極的に運動する。
有酸素運動をすることでカロリーと脂肪を消費する事が出来ます。
ダイエットを希望される方に一般的に有酸素運動を勧めますが
β3AR遺伝子異常があると運動による脂肪の減少効果が低い方もいるそうです。
頑張って有酸素運動をしても脂肪を分解することは少なく、筋肉・肝臓に蓄えられているグリコーゲン(糖質)や
筋肉自体(たんぱく質)を分解してエネルギーとしてしまうので、体重が痩せても筋肉が減って太りやすい体質になってしまう
可能性もあります。
このような方に効果的なダイエットは筋肉量を増やして、基礎代謝を上げる事が効果があるようです。
筋肉をつけたいと希望される方には10RM (10回やっと出来る重さ)でトレーニング処方をしたりしますが
B2アドレナリンレセプターの働きが強い人は
筋肉での糖質消費能力が高い為、運動後速やかに糖質の補給を行わないと筋肉が分解され、
筋肉量が増加しにくくなるそうです。
スポーツクラブ勤務時代、
筋トレをして基礎代謝を上げメリハリのある身体を作り、
有酸素運動をして脂肪を減らし、
食事をコントロールしましょうと会員さんに指導していましたが、結果のしっかり出る方と微妙と言う方がいました。
遺伝的な事が分かるようになってきた現在では体質的に向き・不向きがあるという事がわかってきました。
乳がん・子宮がんの遺伝子診断が話題になっていますが、ダイエットも最先端は遺伝子診断後の運動処方という時代です。
非常に勉強になりました。
2013/6/4
石井先生とさいたま市見沼区役所前の武道館に柔道の救護に行って来ました。
前回の大会は頭を打ったりと、救急車2台を呼ぶ事になりました。
この時期の大会は柔道を始めたばかりの1年生がいるので大きな怪我が出ることもあるのですが
今回は鼻血、捻挫、突き指位で、さいわい大きな骨折・脱臼等はありませんでした。
もし、骨折でお困りの方はこちらをクリックして下さい。
2013/6/2 11:00~12:30
筑波大学の大蔵倫博准教授の
「高齢者のsuccessful aging につながる運動のあり方 」と言うセミナーを受けました。
・90歳まで生きる確率は男性20%、女性50%
女性の2人にひとりは90歳まで生きる事が出来る。
・2012年9月時点の100歳以上の方は51376人でここ10年で3倍以上増加
今後どんどん100歳以上の方が増えるようです。
・健康寿命と平均年齢の差が男性は約10年、女性約15年
70歳前までは特に健康に対して問題がない方が多いようです。
・介護が必要になった原因
3割が脳血管疾患・心疾患・糖尿病・呼吸器疾患・がん
5割が認知症・高齢による衰弱・関節疾患
2割が骨折が原因で介護保険を使うようになるそうです。
健康寿命を延ばし、認知症・介護予防に効果があると言われているのがスクエアステップです。 クリック
1辺が25㎝の正方形が縦に10こ 2.5メートル
横に4こ 1メートル
上の図を順番を覚えて歩くだけです。
何といっても1×2.5メートル
場所を取らない事。
テープなどを貼れば何処でもできる事がメリットだと思います。
専用に買う事も出来るようです。
やり方はまず見本を見せます。
それを真似て同じようにやるだけです。
動きを見て覚えて、それを実際に自分でやらなくてはいけないので
上のような簡単なものなら出来ますが下のように少し複雑になると
難しいです。
週2回3カ月位してステップが上手になるとともに関節の可動性・筋力はもちろん、
注意力・記憶力・視空間認知能力・言語能力・施行能力が向上する結果が出ているそうです。
さいたま市見沼区で中学生~大学生の男のお子様をお持ちの方必見
車で事故を起こしてしまった場合は、自賠責保険などを使い、病院や接骨院の治療費などの賠償をすることが出来ます。
しかし、自転車で相手に怪我をさせてしまった場合の病院や接骨院の治療費はどうなるでしょう?
・自転車で坂を下って、減速せずにT字路を右折して、正面から来た自転車と衝突して怪我をさせてしまった。
・雨の日に傘さし運転をしていて前が見えにくく歩行者に衝突して怪我をさせてしまった。
・友達と自転車で帰宅中、ふざけていたら転倒し骨折させてしまった。
このような場合、治療費・慰謝料・休業補償・通院交通費を支払う責任が生じます。
痛みやシビレが残ってしまった場合には後遺症に対する慰謝料と
後遺症が無ければ将来得られていたであろう遺失利益も被害者の方に支払わなければなりません。
場合によって高額となる事もありますので支払う事が難しいこともあります。
ほとんどは補償されずに被害者の方が泣き寝入りするパターンが多いと思います。
被害者の方も加害者の方も不幸ですし、
被害者の方が大丈夫と言ってくれても補償があれば本当は良いですよね。
そのような時、このような保険に加入していると安心です。
キッズタイプなので14歳まで加入でき18歳までの保険
この保険の良いところは月々900円、その年により割り戻し金があるので実質760円位の掛け金で
怪我させてしまった場合、相手に最高100万円の補償を受ける事が出来ます。
その他にも、サッカーをして怪我をしてしまったような場合でも通院1日あたり2000円出るそうです。
同じような保険で県民共済などもあり、2口まで加入出来るそうです。
月々1000円 実質 780円 最高100万円の補償
月々2000円 実質1560円 最高200万円の補償
さいたま市見沼区で開院たった4年ですが、かとう接骨院の経験上、
怪我をさせてしまうのは高校生~大学生の男の子が多いです。
大学生のお子様をお持ちの方はこのような保険もあります。
月々1200円の掛け金でその年により割り戻し金があり実質1160円。
家族の中で1人でも加入していれば、最高1億円の補償があります。
ビッグダディのような大家族にはもってこいです。
ご注意頂きたいのは既に
住宅を購入する時に加入する火災保険・自動車の任意保険の特約などで個人賠償保険に加入されている方がいます。
今回心配になり自分で確認してみました、
車の任意保険の特約で日常生活個人賠償責任特約に無制限で加入していました。
無制限しか選択出来なかったようですが等級などに関係なく定額で年間990円。
無制限だったので安心です。
重複して保険を掛けている場合もありますので皆さんご確認ください。
男の子をお持ちの保護者の方・怪我をさせてしまい困っている方は
火災保険の特約・自動車の任意保険の特約・その他個人賠償保険等ご検討ご確認下さい。
昨日に引き続き今日は、体脂肪を下げる程パフォーマンスが向上・・・について
男子サッカー選手の場合体脂肪が少ないほどパフォーマンスが向上する事が多いです。
女子サッカー選手の場合低い程良いという訳ではないようです。
何故なら女性の平均体脂肪率は25%位と言われていますが、
19%になると50%の選手は月経が止まり
15%になると90%の選手は月経が止まり 閉経状態となり骨塩量が低下し疲労骨折が
多発してしまうからです。
女子サッカー選手はは20%~23%程度を目指すのが良いとされているようです。
以前、女子トップクラスのマラソンの選手の話を聞いた時は
殆ど止まっている方が多かったと記憶しています。
疲労骨折も通常よりも多いです。
話は変わりますが以前参加した陸上競技連盟のセミナーで、
月経が止まっても競技引退後、妊娠・出産には全く問題はないと言っていました。
女性アスリートは男性より体調管理が難しいです!
「女性スポーツにおけるトレーナー活動」という講演を聞いてきました。
講師は様々な競技で活躍する小林直行先生です。
今回、ヤング撫子こと U-20 のお話が聞けました。
FIFA THE11+
体脂肪下げる程パフォーマンスが向上・・・
女子はアウトサイドでスライディングしないように・・
練習後30分JOGで最大酸素摂取量向上・・
機能的不安定性 FAI 機械的不安定性 MAI
と色々と為になる話が聞けましたが今回は FIFA THE11+ をご紹介させて頂きます。
イレブンプラスは、FIFAが推奨するサッカー選手の傷害予防の為のウォーミングアッププログラムです。
動画をご覧ください。 → http://f-marc.com/11plus/home/
マニュアルダウンロード → http://www.web-nfa.jp/medical/dt669.html ( 関連資料1 )
14歳以上のサッカー選手のケガ・スポーツ障害の発生が30~50%減少する結果が出ています。
うちのチームはケガや故障が多いなぁ~ と思っているコーチ・保護者の方是非ご覧ください。
かとう接骨院でも肉離れなどの再発予防に活用しています。
待合室に資料ありますのでご自由にご覧ください。