腱鞘炎にかかる人が、最近急増しているようです。腱鞘炎とは、筋肉の両端にある腱が腱鞘というトンネルの中を通るのですが、この腱と腱鞘のあいだに起きた炎症をいいます。腱鞘炎には、代表的な病名が二つあります。
腱鞘炎は安易に考えて対応してしまうと完治するまでに時間がかかる場合が多いので、早めに受診をしてください。
指を曲げた状態から伸ばす時に引っ掛かり感はありませんか?
手は親指に1本、人差し指~小指に2本づつ計9本の腱でグーができるようになっています。
それぞれの指に腱が浮き上がらないようにトンネル(腱鞘)があるのですが、指の使い過ぎやスポーツでグリップを握る際の摩擦等の刺激でトンネルが腫れて狭くなったり、通過する腱が腫れて太くなったりすることでひっかかり現象が発生します。
この現象がばね仕掛けのように動くことからばね指と呼ばれています。
手を使う際に手首の親指側に痛みがでる。
実はこれも腱鞘炎の一つです。
皆さんに「親指の使いすぎが原因です」とお話すると、手首が悪いんじゃないの?と不思議がりますが親指を動かす腱が赤く印のある場所のトンネル(腱鞘)を通っているのでこの場所で痛みが出現します。
接骨院での保存的治療 、 整形外科での注射 、 病院で手術 と症状により治療法が異なります。
接骨院での腱鞘炎の治療も全て同じではありません。炎症があり痛みの強い場合は動かないように固定をしなければいけない時もありますし、慢性化している場合は積極的に動かして滑らかにして行かなければいけない時もあります。
かとう接骨院では腱を意識したストレッチを行うことで引っ掛かり感や痛みを軽減させていきます。症状にもよりますが1回の施術で引っ掛かりが取れる方もいらっしゃいます。最初から注射や手術等を選ばずまず一度御相談下さい。